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2015年10月16日 [子育てコラム]
今から30年前に第1版が発行された「子どものやる気」という本が事務所の引き出しに入っています。以前もこのブログで抜粋してご紹介させていただいたものです。


この本の巻末に、参考資料として元京都大学教授 (故)時実利彦氏と、当社の代表である柳平彬氏との対談が掲載されています。その中でこんな話がありました。一部抜粋でご紹介いたします。


才能は回路による

時実:才能というのは、生まれてから、その脳細胞が、どう育っていくかによって決まってしまいます。才能は回路の良し悪しに関係していますから、生まれてから良い回路をつくってやるようにすれば、才能が育つのです。〜


障子を破れぬ子どもたち

時実:ところが、最近の子どもは、団地というマスの中に閉じ込められて育てられていますから、創造性に欠けているのでしょうね。昔は障子やフスマを破りながら大きくなりましたが、最近の団地暮らしでは、それも、難しいでしょう。親のいうままになる、モティベーションのない子どもが多いということでしょうね。自分から何かしたいということが、少ないのではないですか。
柳平:ソフトウェアの良い回路が作られないわけですね

30年前の対談とはいえ、これは現代でも十分に当てはまることだと感じました。脳の発達からみた、子どもの成長を述べています。しかしこの後のくだりで、時実先生が脳の回路=ソフトウェアは125歳まで働くとおっしゃっています。いくつになっても、意欲があれば、ソフトウェアは働くのだそうです。



2015年10月05日 [子育てコラム]
少子化や共働き家庭の増加など、子どもを取り巻く環境が昔とは変わってきています。
そのような中で、学校や幼稚園、保育園におかれましても様々な取り組みや対応にご尽力されていることと思います。

先日のSTEP体験説明会に、小学校の先生がいらっしゃいました。
「褒めることに限界を感じているので」とのことでした。

一般的には褒めて育てることは、子どものやる気を育てることだと思われています。

しかし先生はこうもおっしゃいます。「高学年くらいになると、こちらが本心で褒めていないと効果がないし、 本人が納得していないと、褒め言葉も心に響かないのです。また褒められるために良いことをしようとする子どももいます。」

このように、褒めるだけでは子どものやる気を育てることは難しいことがわかります。

そこで、褒めるよりも「勇気づけ」て子どものやる気を伸ばすことをSTEPでは提案しています。
褒める=褒美、という考え方では、褒美がもらえないとやる気をなくし、自分は価値のない人間だと思ってしまいます。一方、勇気づけはほうびではなく、認めてあげ、わかってあげることを意味します。似ているようで、この効果は全く違うものになります。

具体的には、「ほめられた子どもは、先生や親に順応する能力によって、自分の価値を測るようになります。非難されるのを恐れて、先生や親を喜ばせようとするのです。その場合に危険なのは、ほめられることと自分の人間としての価値とを混同してしまうことです。」(STEPティーンハンドブックより抜粋)

勇気づけの言葉はそんなに難しいものではありません。
例えば「子どもをありのままに受け入れる言い方」、「信頼を示す言い方」、「努力や進歩を認める言い方」など ハンドブックにたくさんの言い方が示されています。ほんの少しの違いが、日々の積み重ねで大きな違いになっていくのです。

2015年09月28日 [子育てコラム]
「100点のテストを早くお母さんに見せて褒めてもらいたい!」

小さい頃の私はそのように思う子どもでした。
逆にテストの点が悪いと、家に帰りたくないほど憂鬱な気分になりました。

成績が悪いと、母親の機嫌がとても悪くなり、私の存在そのものを否定するかのようなふるまいをしました。 それは褒められる以上に辛く、自分は成績が悪いと価値のない人間なのだと思うほどでした。

成績が下がって価値のない人間になりたくない、という恐怖心から私は勉強をしました。とにかく成績さえよければ母親の機嫌はよく、私は居心地がよかったからです。

そんな母の口癖は「子どもをしっかり育ててこそ、立派な母親なのだ」というものでした。 しっかり育てるというのは、子どもをいい学校、いい会社に入れることを指していました。

私はこの親の価値観でがんじがらめになり、辛い思いをしました。特に偏差値で人を評価するという価値観に苦しみました。いつも人と比べることでしか幸せを感じることができなくなってしまいました。人より優れていることが何より価値のあることだとずっと信じていました。母親の価値観が子どもに与える影響がどれほど大きいかを感じます。

いま私自身が母親となり、自分の母親のようになりたくないという気持ちを強く持っています。しかしどのように育てたらよいのか、その答えを知りませんでした。正解はないからです。

そんな折、今年の6月から9月まで、私はSTEPの基本コースを受講しました。横川リーダーのもと4名のグループでディスカッションを行いました。

しかし今まで何とかやってきた子育ての中で、現状何か問題が表面化していると感じてはいませんでした。ところがイライラすることもあるし、子どもを何とか自分の思い通りにさせたいという気持ちもあります。次女の困った行動や、長男の毎朝「保育園に行きたくない」というのもも直りません。問題を問題と認識しない、または見て見ぬふりだったことも多くあったことがわかりました。

感情を抑えることや、口数を減らすことは難しく、まだSTEPのほんの一部しか実践できていません。それでも自分の価値観を変えられるかもしれないという希望を見出すことができました。

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