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2015年09月15日 [子育てコラム]
子どもを指導するには最も役立つと多くの人にみとめられているこの技術(やる気を起こさせること)が、なぜ効果的に使われないのでしょうか。それは、多くの人が、やる気を起こさせることを、子どもを指導するための補足的な手段であるとしか考えていないからです。

このやる気を起こさせる技術は、子どもを指導する場合の中心とならなければならないほど、重要なものなのです。また、本当に子どもにやる気を起こさせることは、それほど簡単なものではなく、非常に複雑で、難しいものである、ということを知る必要があります。

やる気を起こさせるのに、どうして技術が必要なのでしょうか。また、親や先生がそれに疎いのはなzせなのでしょうか。この問題を解明するには、現代の特殊性、あるいは現代の子どものおかれている環境をよく理解する必要があります。

子どもを指導するのに使っている、従来からのやり方は、親や先生の権力を使って子どもに報酬と罰を与える方法です。民主主義社会に育った子どもというものは、権力をかさにき着て、言うことをきかせようと迫る人に対して、抵抗するのが普通です。

言い換えれば、外部から圧力をかけて、子どもに好ましい行動をとらせようとしても、決してうまくいかないということです。子どもがそんなことしたくないと、いったん決心したら最後、行儀をよくし、勉強をし、何かに専念するように「させる」ことは、まずもってできないということです。つまり、外部から圧力をかけるのをやめて、当人がやってみようと思い立つように仕向けるのが大切なのです。

報酬と罰とでは、この内側からの気持ちがわいてきません。よしんばわいてきたとしても長続きはしないから、報酬と罰を絶えず繰り返すことが必要になってきます。これでは、自分からやる気を起こしたことにはなりません。

子どもというものは、自らやってみようという気持ちになり、そして、正しい方向に踏み出しさえすれば、外部から何も力を加えなくても、そのまま行動を続けようとするのです。

〜 「子どものやる気」 ドン・ディンクマイヤー/ルドルフ・ドレイカーズ著 柳平彬訳  より一部抜粋


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