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2015年09月28日 [子育てコラム]
「100点のテストを早くお母さんに見せて褒めてもらいたい!」

小さい頃の私はそのように思う子どもでした。
逆にテストの点が悪いと、家に帰りたくないほど憂鬱な気分になりました。

成績が悪いと、母親の機嫌がとても悪くなり、私の存在そのものを否定するかのようなふるまいをしました。 それは褒められる以上に辛く、自分は成績が悪いと価値のない人間なのだと思うほどでした。

成績が下がって価値のない人間になりたくない、という恐怖心から私は勉強をしました。とにかく成績さえよければ母親の機嫌はよく、私は居心地がよかったからです。

そんな母の口癖は「子どもをしっかり育ててこそ、立派な母親なのだ」というものでした。 しっかり育てるというのは、子どもをいい学校、いい会社に入れることを指していました。

私はこの親の価値観でがんじがらめになり、辛い思いをしました。特に偏差値で人を評価するという価値観に苦しみました。いつも人と比べることでしか幸せを感じることができなくなってしまいました。人より優れていることが何より価値のあることだとずっと信じていました。母親の価値観が子どもに与える影響がどれほど大きいかを感じます。

いま私自身が母親となり、自分の母親のようになりたくないという気持ちを強く持っています。しかしどのように育てたらよいのか、その答えを知りませんでした。正解はないからです。

そんな折、今年の6月から9月まで、私はSTEPの基本コースを受講しました。横川リーダーのもと4名のグループでディスカッションを行いました。

しかし今まで何とかやってきた子育ての中で、現状何か問題が表面化していると感じてはいませんでした。ところがイライラすることもあるし、子どもを何とか自分の思い通りにさせたいという気持ちもあります。次女の困った行動や、長男の毎朝「保育園に行きたくない」というのもも直りません。問題を問題と認識しない、または見て見ぬふりだったことも多くあったことがわかりました。

感情を抑えることや、口数を減らすことは難しく、まだSTEPのほんの一部しか実践できていません。それでも自分の価値観を変えられるかもしれないという希望を見出すことができました。

2015年09月25日 [子育てコラム]
〜「子どものやる気」ドン・ディンクマイヤー/ルドルフ・ドレイカーズ著、柳平 彬訳 より抜粋

なぜ子どもは間違った方向へ進むのでしょうか。なぜ、やるべきことをやらないのでしょうか。やる気を起こさせることの意義を理解するには、これらのことを解き明かす必要があります。

上は国家から、地域社会、学校、そして家庭に至るまで、独裁的な支配が弱まるにつれ、人間はだれでも自分のことは自分で決めるようになります。この自己決定は、民主主義の基本なのです。

今の子どもは、どの子もこの自己決定の権利をもっており、またそれを存分に行使しています。親や先生は、子どもの振る舞いにしばしばあきれたり、当惑したりしていますが、もはや意のままに子どもを抑えつけられないことを知っているのです。

子どもが何かしようと決めるとき、主によりどころにするのは、自分の考えであったり、あるいは自分自身や他人についてのイメージであったり、あるいは仲間から高く評価されるためにはどのようにすればよいか、といったことです。

子どもは自分の望みを遂げようと努力している途中で、やる気をくじかれるようなことがなければ、割合に健全な手段をとるものです。しかし自分にはどうもうまくやれそうもない、と自信をなくしてしまうようなことになると、そのことを全くあきらめてしまい。全く別の道にそれてしまうものです。つまり、自分自身と自分の能力に対して、自信を失うことが、やる気をなくす真の原因なのです。

今の社会には、やる気をなくす機会が数多くはびこっています。それは、社会にうまく適応できず、様々な問題を引き起こしている子どもたちの姿を見れば、実にはっきり分かります。子どもたちが引き起こす様々な問題が、あまりにも日常茶飯事になっているので、多くの人は、そういう行動が正常なのだと思いがちです。

親は子どもに、朝はさっさと起き、夜は時間になったら床に入り、きちんと食事をし、持ち物を片付け、兄弟(姉妹)げんかをやめ、時間を守り、そして家の手伝いをする、という具合にさせたいのですが、親にガミガミ言われないで、これらのことをやれる子どもはほとんどいません。

こういった子どもたちはみな、何らかの形で、やる気をくじかれているのです。したがって、植木に水が必要なように、子どもにやる気を起こさせる勇気づけが必要なのです。やる気を起こさせる勇気づけがなければ、子どもの成長は止まり、せっかくの潜在能力もますますかれていってしまいます。

〜「子どものやる気」ドン・ディンクマイヤー/ルドルフ・ドレイカーズ著、柳平 彬訳 より抜粋

2015年09月15日 [子育てコラム]
子どもを指導するには最も役立つと多くの人にみとめられているこの技術(やる気を起こさせること)が、なぜ効果的に使われないのでしょうか。それは、多くの人が、やる気を起こさせることを、子どもを指導するための補足的な手段であるとしか考えていないからです。

このやる気を起こさせる技術は、子どもを指導する場合の中心とならなければならないほど、重要なものなのです。また、本当に子どもにやる気を起こさせることは、それほど簡単なものではなく、非常に複雑で、難しいものである、ということを知る必要があります。

やる気を起こさせるのに、どうして技術が必要なのでしょうか。また、親や先生がそれに疎いのはなzせなのでしょうか。この問題を解明するには、現代の特殊性、あるいは現代の子どものおかれている環境をよく理解する必要があります。

子どもを指導するのに使っている、従来からのやり方は、親や先生の権力を使って子どもに報酬と罰を与える方法です。民主主義社会に育った子どもというものは、権力をかさにき着て、言うことをきかせようと迫る人に対して、抵抗するのが普通です。

言い換えれば、外部から圧力をかけて、子どもに好ましい行動をとらせようとしても、決してうまくいかないということです。子どもがそんなことしたくないと、いったん決心したら最後、行儀をよくし、勉強をし、何かに専念するように「させる」ことは、まずもってできないということです。つまり、外部から圧力をかけるのをやめて、当人がやってみようと思い立つように仕向けるのが大切なのです。

報酬と罰とでは、この内側からの気持ちがわいてきません。よしんばわいてきたとしても長続きはしないから、報酬と罰を絶えず繰り返すことが必要になってきます。これでは、自分からやる気を起こしたことにはなりません。

子どもというものは、自らやってみようという気持ちになり、そして、正しい方向に踏み出しさえすれば、外部から何も力を加えなくても、そのまま行動を続けようとするのです。

〜 「子どものやる気」 ドン・ディンクマイヤー/ルドルフ・ドレイカーズ著 柳平彬訳  より一部抜粋


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