岡崎市「六名ルーム」のブログ | 子育てセミナー、育児セミナーは子どもをやる気にさせる〈ステップ・STEP勇気づけセミナー〉で悩み解決

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2018年04月28日 [Default]

ゲーム、どうしてる?

【ゲーム、どうしてる?】
岡崎の体験会ではゲームをいつ与えるか?
またはずっと与えないのか?ママさんの悩みがきかれた。

私も日々、模索している。
中学二年生の長男と、ゲームとの関係。

家庭内ではゲーム禁止にしていたが、解禁にしたのは長男が小学6年の秋。
私のSTEP歴4年目、T eenを受講中だった。
それまでは、家ではゲームに一切ふれさせなかった。長男は、リクエストさえしなかった。
たまたま私の携帯電話がこわれ、スマートフォンに切り替える一大決心をし、夏休み中の子どもたちを店に連れて行ったことがきっかけになった。待ち時間に触った、タブレットのゲームがとても面白かったそうだ。
何日かたち、とうとう長男が言った。
「お母さん、家でゲームやりたい。」
来たか〜〜!!
ドギマギしながら、ダメの理由を並べる私。
「目が悪くなるし、電磁波は身体に悪いらしいし、事件に巻き込まれる可能性あるし、性格がキレやすくなるらしいし。・・・ウチは、ダメ」
何となくその場はしっくりしないまま終わり、私は居心地が悪かった。その後も2か月ほど、同じやりとりが続いた。

私はデジタルのものが苦手だ。できれば触れたくない。本が好き。自然のものが好き。子どものおもちゃは、絵本とつみきだけにしよう、なんて無謀な計画を立てて挫折したという経験もある。
ゲームがしたい、という長男の希望。一方的にはねのける私。
ん?
これは、いい親の対応?独裁?
あれ、STEPから遠ざかってる。

正直、ゲームは百害あって一利なし、と言ってしまいたい。だけどそれでは、私の価値観。
悪い影響があるからと、排除していくだけでは人生をイキイキと歩む力どころか、これから最重要となる「自律」の力を育む機会を奪ってしまう。
私は、決意した。
・反映的に聴く
・I メッセージで伝える
・問題解決の模索
・家族会議
・論理的な結末
スキルを総動員して、取り組もう。まずは長男の気持ちを聴いてみよう。
T eenでよく「決意する」と出てくるが、自分が決意することが、問題解決の大切なスタートになることを体感した。決意することから、明確に動きせるのだ。

私と長男で何度も話した。20分くらいの時もあったし、1時間くらいの時もあった。私が怒ってしまい、彼が激しく泣いてしまうこともあった。
その中で伝えたのは、
・ゲームが子どもに与える影響がまだはっきりしていないことが多く、私はすごく不安であること
・いま、流行のタブレットを使ってのゲームは、本来は大人のもので、10代の大切な時期を壊されるような気がすること
言いながら、私は長男がとても大切に育てたくて、愛していることに気づく。だけど、そのことと、私が「ゲームする子になって欲しくない」という条件付の愛情で突っ走っても、長男は幸せにはなれない。

最後には家族会議で夫と妹たちにも聴いてみる。そして、
彼なりにルールを決めた。
今も、実行できていることは
「朝と夜の食事の、自分の食器は、自分で洗うこと」
ゲームをする時間をとるなら、家族の一人として、何か貢献する時間も作ってほしいという親の要望に応えてくれている。
ゲームの時間は、解禁にした当時は1時間だったが、今は部活や学校行事に合わせて、その都度自分で決めている。

ゲームを始めてから成績は目に見えて落ちてしまった。結末を体験中だと思う。
どうしていくのか、長男の課題である。

私にもう一つの感情が生まれた。「子どもとは言え、長男は私とは違う人間。今も同じ時代を生きているけれど、親と子の世代で感じ方は違う。そして、いずれは全く違う時代で活躍していくことになる。その時の力を、今、育てている。」
STEPは、最初に思ってたよりももっと深いところで、支えとなってくれる。
言う事を思い通りに子どもにきかせていくのではない。聴き合いながら話し合いながら、自分にとってのベストを模索できる落ち着きや粘り強さや楽観的な見方など、ゆっくりと芽生える力を育てていく指針となるものだと思う。

ゲームと長男の関係は、押さえつけて育ててきた私の親子関係を見直す貴重な体験となっている。
今まで必死に保ってきた、成績や出来栄えとは関係のないところで、静かな自信が、今、私の中にある。








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