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2015年10月05日 [子育てコラム]
少子化や共働き家庭の増加など、子どもを取り巻く環境が昔とは変わってきています。
そのような中で、学校や幼稚園、保育園におかれましても様々な取り組みや対応にご尽力されていることと思います。

先日のSTEP体験説明会に、小学校の先生がいらっしゃいました。
「褒めることに限界を感じているので」とのことでした。

一般的には褒めて育てることは、子どものやる気を育てることだと思われています。

しかし先生はこうもおっしゃいます。「高学年くらいになると、こちらが本心で褒めていないと効果がないし、 本人が納得していないと、褒め言葉も心に響かないのです。また褒められるために良いことをしようとする子どももいます。」

このように、褒めるだけでは子どものやる気を育てることは難しいことがわかります。

そこで、褒めるよりも「勇気づけ」て子どものやる気を伸ばすことをSTEPでは提案しています。
褒める=褒美、という考え方では、褒美がもらえないとやる気をなくし、自分は価値のない人間だと思ってしまいます。一方、勇気づけはほうびではなく、認めてあげ、わかってあげることを意味します。似ているようで、この効果は全く違うものになります。

具体的には、「ほめられた子どもは、先生や親に順応する能力によって、自分の価値を測るようになります。非難されるのを恐れて、先生や親を喜ばせようとするのです。その場合に危険なのは、ほめられることと自分の人間としての価値とを混同してしまうことです。」(STEPティーンハンドブックより抜粋)

勇気づけの言葉はそんなに難しいものではありません。
例えば「子どもをありのままに受け入れる言い方」、「信頼を示す言い方」、「努力や進歩を認める言い方」など ハンドブックにたくさんの言い方が示されています。ほんの少しの違いが、日々の積み重ねで大きな違いになっていくのです。

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